大化けが期待される銘柄を厳選紹介
日経平均4万円回復で選別進む、注目株に再評価の動き

7月21日の東京株式市場では、日経平均株価が一時的に4万円台を回復し、投資家心理は引き続き強気を維持している。米国株高の流れを受け、ハイテクやインフラ関連が買われる展開となった一方で、材料性のある個別株にも物色の矛先が向かっている。
とりわけ注目を集めたのが、お菓子専門ディスカウント店「おかしのまちおか」などを展開する新興企業「みのや(386A)」の上場初値だ。公開価格1,180円に対し初値は1,920円と、実に63%高でスタート。ディスカウント業態への関心の高まりに加え、堅調な成長計画への期待感が株価を押し上げた。午後の取引でも終始買い優勢で、初日としては理想的な船出となった。
JR東海(9022)も買い進まれ、年初来高値を更新した。リニア中央新幹線の工事進展が報じられ、インフラ整備による中長期的な成長期待が再燃している。地銀株などと並び、インフラ銘柄への資金流入が目立った。
半導体関連の文脈では、北海道電力(9509)が後場に入り一段高。ラピダスによる先端半導体の試作品が正常動作したとの報が伝わり、電力インフラの再評価が進んだ。ラピダスの工場が立地する千歳エリアへの送電体制整備も含め、電力供給の裏方としての期待が株価を押し上げている。
ノリタケ(5331)も堅調に推移。投資ファンド「ストラテジックキャピタル」による大量保有報告書が提出されたことが材料視され、約1年ぶりの高値水準に上昇。中長期の企業価値向上に向けた動きが進展するとの思惑が広がっている。
市場全体の地合いの良さを背景に、証券株も高く、野村ホールディングス(8604)などが買い優勢。日経平均の4万円台乗せに伴い、マーケットの回転売買が活発化するとの思惑から、取引所関連株や証券株が幅広く買われている。
インフラ、ディスカウント、電力、投資ファンドの介入、そして日経平均の節目突破と、多面的なテーマが交錯する中で、投資家は引き続き材料株中心の選別買いに動いている。特に「初値6割高」のみのやのような新規上場銘柄が成功を収めることで、IPO市場の活性化にも期待が寄せられている。今後も政策・需給・テーマの三位一体をにらんだ銘柄選別が重要になりそうだ。
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