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連日高値更新!「三役好転」で上昇加速、まだ伸びしろ大きい中食株に注目

星野 結羽
2026/08/20 17:30
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連日高値更新!「三役好転」で上昇加速、まだ伸びしろ大きい中食株に注目

中食株の強さが目立っている。外食価格の上昇や人手不足、共働き世帯の増加を背景に、弁当・総菜・持ち帰り食品などを購入する「中食」需要は構造的な拡大局面にある。会社四季報オンラインでも中食関連株として、ロック・フィールド(2910)、ケンコーマヨネーズ(2915)、わらべや日洋ホールディングス(2918)などが挙げられている。

なかでも注目したいのがわらべや日洋ホールディングス(2918)だ。コンビニ向け弁当・おにぎり・惣菜などを手掛ける中食大手で、生活スタイルの変化を取り込める点が強み。会社側は2028年2月期を最終年度とする5カ年計画で、売上高2500億円、営業利益100億円、ROE10%以上を目標に掲げ、国内工場の再編・最適化や生産性向上、商品開発を進めている。

株価面でも中食株の中では割安感が残る。7月末時点のデータでは、わらべや日洋はPER約10倍、PBR約0.83倍、予想配当利回り4%台と、成長テーマを持つ食品株としては比較的低い評価だった。業績拡大に加えて資本効率改善が進めば、バリュエーション修正が株価の追加上昇材料となる可能性がある。

もう一つの有力株がケンコーマヨネーズ(2915)だ。サラダ・総菜向け調味料や業務用食品に強く、コンビニやスーパー、外食産業など幅広い販路を持つ。中食需要が拡大すれば、完成品を販売する企業だけでなく、惣菜の製造を支える調味料・食材メーカーにも需要が波及する。PER10倍台、PBR1倍割れという株価水準も、業績改善局面では見直し余地を残す。

総菜専門企業ではロック・フィールド(2910)も中食市場の本命候補だ。「RF1」などを展開し、百貨店や駅ナカを中心に高品質な総菜を提供する。食品価格の上昇局面では単純な低価格競争を避け、商品力とブランド力によって客単価を維持できる企業が有利になりやすい。一方でPERは100倍を超える水準となっており、業績成長が株価評価に追いつくかが重要なポイントになる。

中食市場そのものは、単なる「外食の代替」ではない。人手不足や調理時間の短縮ニーズ、単身世帯の増加などを背景に、家庭で食事をするための選択肢として定着している。外食より安く、自炊より手間がかからないという中食のポジションは、物価上昇が続く環境でも一定の需要を維持しやすい。

コンビニ各社が弁当、ベーカリー、総菜、冷凍食品などの品ぞろえを強化すれば、製造を担う食品メーカーへの発注量増加も期待できる。わらべや日洋はコンビニ向け食品を軸に国内外の食品関連事業を展開しており、この構造的な需要を取り込みやすい。

原材料価格や人件費の上昇は中食企業にとって最大のリスクだ。特に米、食肉、野菜、油脂などの価格が上昇すれば利益率が圧迫される。販売価格への転嫁がどこまで進むか、工場の自動化・効率化によって人件費上昇を吸収できるかが、今後の業績を左右する。

株価については、「三役好転」を維持している銘柄なら、単なる割安株とは違った見方ができる。一目均衡表で転換線が基準線を上回り、株価が雲の上に位置する状態が続けば、上昇トレンドの継続を確認する材料となる。ただし、テクニカルシグナルだけで判断するのではなく、業績、PER・PBR、配当、出来高を合わせて見ることが重要だ。

今後の中食株では、「需要拡大+利益率改善+株価の割安修正」がそろう企業に注目したい。その条件から見ると、成長戦略と割安感を併せ持つわらべや日洋ホールディングス(2918)が中心候補。原材料・中食市場の広がりを取り込むケンコーマヨネーズ(2915)、ブランド力を武器に高付加価値総菜を展開するロック・フィールド(2910)も、それぞれ異なる魅力を持つ。

AI・半導体関連株が高値圏で神経質な値動きを見せるなか、資金が内需・食品などの出遅れ株へ循環すれば、中食関連株はその受け皿となる可能性がある。連日の高値更新と強気トレンドを維持する銘柄については、上昇余地と業績の両面から再評価する局面に入ったとみたい。


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